borecore

映画とか中心に心を動かされたことを書いたり書かなかったり。映画は今昔和洋問わず、そのとき観たかったものを。

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Category: 映画

Tags: 映画レビュー  アメリカ映画  ガス・ヴァン・サント  

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「限りなく透明に近い」青春を描く、ガス・ヴァン・サント監督がすき。


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(2008/09/26)
ゲイブ・ネヴァンス、テイラー・モンセン 他

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 観たのはだいぶ前なのですが、もう忘れてしまいそうなので。
 「青春」と言う、この世で最も美しい輝かしいもの、そして残酷に過ぎゆくだけのもの、既にそれが手元を去ってしまった人々はただなつかしみ、いとおしみ、まぶしがり、思い出を愛撫するしかないもの、しかし、その渦中にある人々にとっては重たく、悩ましく、うとましいもの──を、なぜこんなにも繊細に描くことが出来るのだろうか。
 凡人は天才の、ガス・ヴァン・サントの作品を観るたびに、ただ驚き、感じ入るのみです。
 有り余る時間を持てあまし、自分の立ち位置を測ることが出来るほど狡猾ではないがゆえに傷つき、自分の心を守るすべがない故に絶望し、他者との距離感もまだうまく測れない。
 彼の映画に出てくるのは、そんな若者ばかりです。
 この「パラノイド・パーク」も、そう言う少年が犯した罪と、彼の心の動きを、丹念に丹念に……まるでタペストリーを編むみたいに……追いかけている、そんな作品です。
 「面白いの?」と問われてもしょうがないくらいの、もしかしたらたわいのないお話なのかもしれません。
 でも、面白いのです。
 ガス・ヴァン・サントの映画は、とにかく映像が美しい。透明度の高い、ノイズの少ない、色彩の綺麗な映像を撮る人です。少年や少女の戸惑いや苛立ちを、美しい映像が淡々と、しかし丁寧に接写して行く。そんなイメージ。
 そして、物語の終盤、唐突にその退屈で透明な日常が終わり、物語を進めていた歯車が止まり、若者たちの抱えていた思いがそのまま観客に託される。そんな仕掛けの作品が多いように思います。

 パラノイドパークはそんなガス・ヴァン・サントの得意技が炸裂している映画。
 撮影監督がクリストファー・ドイル(ウォン・カーウァイの片腕として90年代に一世を風靡した人)で、この人の映像は相変わらず素晴らしくて、イメージの奔流にさらわれてしまいそうになります。

 どこが、とは上手く言えないのだけど、そう言うガス・ヴァン・サントらしいエッセンスが凝縮された映画でした。
 私はすごく好きだった。
 90分弱と短い映画ですが、心に残ります。


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(2009/11/20)
リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴス 他

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 リバー・フェニックスとキアヌ・リーブスが男娼に扮する青春映画。リバー・フェニックスのいじらしさとキアヌ・リーブスの残酷さが、同***モノと言うジャンルにしまっとくには勿体ない程の出来。これと「ドラッグストア・カウボーイ」と「カウガール・ブルース」で、南部三部作、と言うことになってるそうですよ。ヘザー・グラハムとかユマ・サーマンとか、出てる役者も、今も良い味出してる人たちが多くて、ガスさん天才やな!と思うことしきり。


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ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト 他

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 7~8年前にカンヌ映画祭でグランプリ獲った作品。この作品はすごかった。良かった。渾身のレビューをかつてやってたブログで書いたのですが、詳細は忘れた(なんせ何年も前に書いた文章なもんで…)。ハイティーンの混乱と苛立ちをここまで親密に描いた映画なり小説なりが他にあるんだろうか。ポール・ニザンの「アデン・アラビア」の冒頭の文と同じくらいの衝撃を受けた作品でした。

 僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。何もかもが若者を破滅させようとしている。恋、思想、家族を失うこと、大人たちのなかに入ること。この世界のなかで自分の場所を知るのはキツイものだ。  ──ニザン 「アデン・アラビア」



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(2006/09/20)
マイケル・ピット、ルーカス・ハース 他

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 マイケル・ピット怪演過ぎワロタ映画。モデルは勿論カート・コバーンなわけで、カートが山荘で自らの頭をショットガンでぶちぬくまでの数日を、これまたガスさんお得意の定点カメラ的視点で描いている訳ですが、この映画もあとから振りかえると、マイケル・ピット演じるロックスターの孤独やら絶望やら病んだ気持ちやらがジワジワ来ます。


 ガスさんの映画は他に、既にご紹介した「ミルク」とかも観てますが、どれも大体面白くて凄いなと思います。
 あと、「サラ、いつわりの祈り」観た時に「ガス・ヴァン・サントくせーな」って思ったら、(今となっては解らないけど、少なくとも原作小説が上梓された当時は)J.T.リロイのことを支持していたらしく、「やっぱしwwww」って思った記憶が。
 「サラ、いつわりの祈り」自体は、内容のスキャンダラスさと原作者の諸々に全部持ってかれた感はあるけども、主人公の男の子ではなく母親の「サラ」視点で観ると、1人の人間が親という存在の軛を跳ね除けるのがいかに困難であるかと言うことをまざまざと描いてくれていて中々面白い映画だと思うんですがねー。めっちゃ話が逸れましたけども。

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アーシア・アルジェント、ジミー・ベネット 他

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 なんかもう「ああ、実話じゃなくて良かった。こんな男の子はいなかったんだ」って思いが先に立っちゃう。でも面白かったよ。




 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥと、ペドロ・アルモドバルと、ガス・ヴァン・サント。好きな映画監督の作品について、やっと全員分書くことが出来ました。
 ガス・ヴァン・サントの最新作で加瀬亮が出てる「永遠の僕たち」はまだ観てません。観たいです。そろそろDVDになるかなあ。

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お仕事始めたのであんまり映画を観れていません。しょぼーん。の巻。


 平日は仕事と家事と勉強で終わり、土日はジョギングと家事とサッカー観戦で終わるよ…(;ω;)
 いや、2日ほど二日酔いで使いものにならなかった日もあったなあ。もっと映画を観れるように過ごしたいです。
 でもお買い物もしたいし、どうしたらいいの!時間が無さ過ぎるよ!ムキー!
 なんて逆毛を立てながら、チョイチョイと観たものたちです。

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(2008/07/25)
冨永みーな、古川登志夫 他

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 90年代の押井守はマジで輝いていたと思うのですが、この作品もその流れの中のひとつですね。
 いつだったかNHKスペシャルで「沸騰都市」と言う番組をやっていて、その一連のシリーズの中に東京をフィーチャリングした回もあり、それはここ10年程の間にやばいくらいの勢いで変化して行く東京をわりと肯定的にとらえたものだったのですが、押井はそういう、脱皮のような変化を遂げる東京に対して不信感を抱いているんですね。というのがよくわかる映画。
 彼の中の都市論、国防論、哲学がダダ漏れてて面白かった。
 パトレイバーはゆうきまさみのコミック版がいちばん好きだし、作品としてもいちばん面白いと思うのですが、the Movieの押井守が監督したのは2つとも面白かったです。the Movie3は正直蛇足ですが。

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 こっちも面白かったけど昔の作品過ぎて絵のクオリティがいまいちアレでした。よって2のほうがおすすめ。




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(2010/09/02)
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー 他

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 ガイ・ピアースが出てきてちょっと喜んでたのに、速攻で死ぬ役だった。
 戦争を虚しいものとして描きたいのは解ったんだけど、主人公が中途半端にヒロイックに描かれていたので、いまいち伝わってこない感じだった。職業軍人としてのドライさと、人間味のバランスが悪いと言うか。礼賛したいの?けなしたいの?みたいな。
 いずれにせよなんかもう忘れちゃいました。あーん。


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(2005/04/08)
コンスタンチン・ラヴロネンコ、ウラジーミル・ガーリン 他

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 実は途中で寝てしまったので、頑張って続き観ます…。
 「お父さんが怖かったんだよ!」と言い訳をしたら、旦那に「あなたは自分に対してガンガン来る人のことが大嫌いだもんね」と言われた。そうかなー?



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ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース 他

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 これはもう普通に面白かったです。名作ですね。
 今更観たけど。文句ある?
 ケヴィン・スペイシーが良かった。良い役者だよね。90年代後半のケヴィン・スペイシーはスゴイよね。神がかってるよね。
 ダニー・デビートとかも出てて、なんというか時代を感じました。


 あと「アメリ」とか「BAD EDUCATION」とか「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ」とかを観たようなのですが、既に1回観てる作品たちばかりでした。

アメリ [Blu-ray]アメリ [Blu-ray]
(2010/08/25)
ジャメル・ドゥブーズ、マチュー・カソヴィッツ 他

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 「アメリ」って公開当時に井筒和幸が「モテない女の子が自分を慰めるために観る映画」ってdisってて、当時モテないうえに「アメリ」を面白がってた自分は「何を~」って忌々しく思ってたんですが、10年ぶりに改めて観たらその指摘は大体間違ってなかったって言う。でもアメリみたいな自分の殻が分厚い子が、奇跡的に王子様に出会ったっていいじゃないかって思う。それでいいんだよ。だって映画なんだから。




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Tags: 音楽  ライブメモ  ZIGZO  

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みんなあんまり知らないと思うけど昨日一つのバンドが再結成した件


“THE 2nd SCENCE ZIGZO”
2012.3.17 (SAT)
@Akasaka BLITZ
performed by ZIGZO

 なんてことがあったんですよ、昨日。
 わたくし、行って来たんですよ、昨日。

 ZIGZOは、1999年にTriadからデビューして、2002年に解散したバンドです。
 私が大学2年生のときにデビューして、4年生の3月に解散したんですね。何て言うか、自分の青春がそこに詰まっていたバンドでした。鹿児島とか大阪までライブ観に行ったりしたし。どうしても音楽業界で働きたくなって、レコード屋でアルバイトしたりしました(結局夢破れて10年服屋で働いているわけですが)。
 ZIGZO経由でOblivion Dustを聴いたり、バンドのメンバーが好きだと言ってた洋楽を遡って聴いてみたり、色々影響を受けました。
 当時、ZIGZOのファンサイト作ってて、たくさんの人に来てもらってて、今でも「見てました」なんて言っていただけて、もう穴が有ったら入りたいというかエクストリーム土下座をしたいくらいの恥ずかしい思い出なんですが、文章を書くと言う趣味のきっかけになった場所でもあったり。
 同年代のお友達が出来て、今も交流があったり。
 とにかく遅れてきた思春期の最後のエッジみたいな時期に大好きだったバンドなので、色々思い入れが有り過ぎて、ラストライブのDVDとか買ったけど哀し過ぎて未だ観てないみたいな、そんなバンドなんです。
 で、その彼らが10年ぶりに再結成したってことで、赤坂ブリッツ、行ってきました。
 ボーカルの高野さんがMCで言ってたのですが、チケットは争奪戦だったらしく、抽選の確率が5倍だったそうです。
 私もいったんは落選したのですが、御親切な方に余りのチケットを廻していただけて、ライブに潜り込むことが出来たのでした。本当にありがたいことです!まじで!北の方に足を向けて寝られないです!

 ガッツリ2時間半くらいやってくれて、すごい濃度でした。
 最初はテンション上がりまくって、飛び跳ねてキャーキャー言ってたんですが、最後の方はだいぶ疲れてしまってましたw10年の時の流れを感じざるを得ないwww

 ZIGZOの音楽って結構不思議で、彼らがZIGZO以前に組んでたバンドを踏襲した、ジャパニーズメタルっぽい匂いを漂わせつつ、UKのガレージみたいな曲もあったり、キャッチーなメロの曲もあったり、それこそ90年代のアメリカンロックな感じもあったり、自分の中ではあんまり細かく分類が出来ないバンドだったりします。
 それを改めて感じながら聴いてました。
 また、10年間色々な音楽を聴いていたアーカイブが多少なりとも出来ていたようで、自分の中に、相対的な視点と言うのが新たに加わってました。櫻澤さんのドラムは滅茶苦茶ストレートなロックのドラムなんだなーとか、RYOさんのギターって実はすげえサイケデリックで面白いんだなとか、DENさんのベースってめっちゃ骨太でかっこいいなとか、そういうことを改めて感じました。
 20歳そこそこの小娘だった頃と、32歳になった今とで、耳に飛び込んでくる歌詞に対する共感の度合いがすごく違うことに改めて驚いたりもしました。高野さんのセンシティブな自意識とか、屈折、挫折、それを超えたポジティブさ、みたいなのを更に身近に感じられたような気がします。あー自分も大人になったんだなーなんてしみじみしてしまいました。

 てな感じでめっちゃ楽しかったんです!
 ライブのときの多幸感は異常。ぜったいアドレナリン出まくってる。
 6月にツアーがあるみたいなんで、それも絶対に行きます!
 
 昨日のライブでは、限定発売のCDと、インタビュー本もゲットしたぜ!
 インタビュー本は40ページで2,000円という超ボッタクリ価格なんですがw「音楽と人」の編集長の金光さんがインタビュアーと言う中々豪華な仕様でした。個人的には3,000円になっても良いからフルカラーが良かったっす。

 

Add 9 SuicideAdd 9 Suicide
(2000/09/27)
ZIGZO

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2ndアルバムは今でもしょっちゅう聴きます!同時代と、それ以降の日本のロックバンドにありがちな「湿り気」が無い感じが好きなんです。カラッとしてて、スピード感があって、かっこいい。


以下参考までに動画をはっつけていきます!気軽に共有が出来るなんて良い時代になったもんだ!






 どっちも昨日のライブでやってくれた曲なんだけども、良い曲過ぎて泣きそうになりました。



 当時、私の学校は早稲田にあったんですけども、実家→東横渋谷→半蔵門線九段下→東西線早稲田、っていう経路で通学していたんですね。
 で、或る日、半蔵門線に乗って、空席見つけて座ったら、隣に高野さんが座ってたことがあったんです。
 びっくりしまして、どうしようと思ってたんですが、高野さんも九段下で乗りかえたんで、思い切って話しかけてみました。
 高野さん、超良い人でした。
 「今度スマパン観に武道館行くんすよー」なんて世間話して、たまたま降りた駅も同じだったんて、サイン貰っちゃいました。
 出待ちとかしたこと無く、ミュージシャンの人と直接話す機会なんてなかったので、今でも良い思い出です。
 当時は言えなかったけど、今はもう時効だろってことで、自慢話したった!(ドヤァッ

 
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